つぶやき あせる旧勢力

代表選 争点は結局「政策」より「小沢問題」 
産経新聞 8月28日(日)2時24分配信


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小沢グループの会合から退出する小沢一郎民主党元代表 =26日、午後、東京都港区 (小野淳一撮影)(写真:産経新聞
 新政権は国難よりも党内政局で混乱するのではないか−。27日に告示された民主党代表選に出馬した5人による共同記者会見に出席して、そんな思いを強くした。そして、それは短命に終わった鳩山由紀夫菅直人両政権も抱えていた、民主党政権の本質的な弱点でもある。

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 代表選に勝利すれば、よほどのハプニングがない限り、その人物が第95代首相に就任する。そして新首相は、東日本大震災と福島第1原発事故の後始末や、円高を含めた財政・経済問題という難題に立ち向かわなければならない。

 しかし、共同記者会見に臨んだ5人の発言からは、ある人物の処遇に苦慮している様子がありありとうかがえた。刑事被告人であり、党員資格停止中で代表選に投票する権利すらない小沢一郎元代表にどう向き合うかという悩みだ。

 全員が「挙党態勢」が重要だと訴えた。ところが、小沢氏の処遇になると「全員野球」(前原誠司前外相)、「怨念を超えた政治」(野田佳彦財務相)という言葉で済ませ、具体的な言及を避けた。

 海江田万里経済産業相は「この国の今の状況を克服するために小沢さんの力がどうしても必要だ」と強調しながらも、党員資格停止処分の解除には「あらゆる方々の力を借りたい」との答弁を繰り返した。

 代表選で小沢氏の支持を得た海江田氏には特に、「小沢問題」についての質問が集中した。海江田氏はいらだちを隠せず、「もう少し公平にやっていただいた方がいいんではないだろうか。しっかり(他の4人の)皆さんに聞いていただきたい」とぶちまけた。

 5人が小沢問題に口が重いのは、それだけこの問題が政権運営にとって重要かつ深刻であることの裏返しだ。

 討論会で気になったことがもう一つあった。国民の期待を大きく裏切った鳩山、菅両政権への総括だ。

 5人が掲げた政策は、菅政権の路線をほぼ踏襲しているといえる。全員が菅内閣の閣僚経験者、しかも3人は現職であることを考えると、それも当然のことかもしれない。

 前原氏は「政治主導が機能したのか、党の一体化がうまく保たれたのか、そこを大きく見直す点がある」、馬淵澄夫国土交通相も「与党のマネジメントがしっかりできていなかった」と、ともに党の体制の問題を挙げた。

 一方、かつて自民党に在籍した鹿野道彦農林水産相は「民主党は政権を担うことが重いものであるかの認識に欠けていた。自分たちの考えていることはなんでも実行できる。自分たちの言ってることは正しい、ということが先行していた」と答えた。民主党議員はこれまでの「おごり」をただすべきだとの指摘だ。

 鹿野氏の指摘こそが正解であり、的確な反省の弁をいえなかった残り4人には未熟ぶりを感じた。

 結局、小沢問題への対応と過去の総括を発足時にどう示すかで、新政権の行方は見通せるのではないか。(今堀守通)


どのようであれ。民主党400名で実質次の総理が決まりまます。

これが民主主義。だから、多数派工作するのはあたりまえ。

菅総理以外の、菅総理を取り巻いたかたがた以外の民主党を 応援して

ダメなら 総選挙。