つぶやき 糖尿病

会社で行うメタボ健康診断で高血圧、高血症脂そして糖尿病の疑いがあるにも関わらず、多くの方が専門医に相談せず病の状態を放置したままだそうです。これらの病はサイレントキラーと呼ばれ、ある日突然に不幸な目に会うことも多々あり、大変危険な病気です。身体に直接の痛みを伴わないために医者に足が向かないのかもしれません。これら3つの病の疑いのある方は、食事と適度な運動をすることで現在の体重を5%程度減量すれば健康体に戻れるとのことで、国を挙げての取り組みとなっています。多くの方の事例などを参考にした結論からすれば、糖尿病だけは他の2つの病とは様相が違いますので、警鐘の意味で以下、東京農業大学渡邊昌教授の文章をお読みください。
糖尿病は遺伝や環境の影響もあるが、基本的には過食や運動不足が長年続き、肥満になってついにある一定の水準を超えると、過労状態の膵臓の機能は衰え、もう元には、戻らないのです。あとはゆっくりと自分の膵臓をいたわりながら生活する事が大事です。一番悪いのは、生活習慣を変えずに、今まで通り過食、運動不足、不規則な生活をおくり、食べたいものを腹一杯食べて、それで薬を飲んで安心していることです。膵臓機能を回復する薬はありませんから、その生活は3年、4年、あるいは数年後には必ず破たんします。重症の糖尿病になってからでは、すでに食事と運動だけでは足りずに、インスリン注射の助けが必要になります。人工透析などの最悪の状態も想定されます。さらに、今、糖尿病で薬を使っている人はどうしたらよいのでしょうか。すっかり正常の血糖値範囲なのに、習慣で薬を飲み続けている人は、医師と相談して薬をやめて見たらどうかとアドバイスしているそうです。
 血圧を下げる薬も同様の事が言えるのではないでしょうか。薬は一生飲み続けなければならないと思うのは世間の常識であって、禁煙や、減量することにより薬に頼らなくてもよい身体になれば、稲を育てるためにまく農薬のようなものを敢えて飲み続ける必要はないと思いますが、いかがでしょうか。