つぶやき こんな見方もあります

本来は、200名以上の議員が離党して「真民主党」を結成すべきであった。政党交付金は年初に届け出のあった政党に配分されるから、年内に新党を結成しないと、次の決戦に際して、主権者国民の意思を代表する政党が、軍資金不足に陥ることになる。
 
 したがって、本来は、年内に200名規模の「真民主党」を立ち上げるべきであったと言える。


しかし、「真民主党」が離党し、「偽民主党」が民主党に留まるのは理に合わない。
 
 2012年秋には民主党代表選がある。この代表戦で小沢一郎氏が代表職に復帰して、「真民主党」が民主党の中枢に戻るのが、正道であることは事実である。
 
 小沢一郎氏はこのように判断しているのだと考えられる。
 
 それでも、新党が結成されることは歓迎される。野田佳彦氏が主権者国民に弓を引く政治運営をさらに推進する場合には、2012年春にも政権運営が行き詰まり、解散総選挙が実施される可能性が高まる。
 
 その際、今回新党が設立されることにより、正統民主党に所属する議員が一気に新党に移籍して総選挙を戦うということが可能になる。
次期総選挙の直接の争点は消費税問題だが、同時に日本の民主主義を守ることができるどうか、民主主義対反民主主義の戦いという側面を併せ持つことになる。


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