つぶやき 誰が勝ったのか 増税派?

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焦点となった景気条項「消費税引き上げ法案付則第18条」に仕掛けられた増税推進派への「時限爆弾」2012.03.30
長谷川 幸洋

 第7条の最後には「歳入庁の創設による税と社会保険料を徴収する体制の構築について本格的な作業を進めること」という一文も入っている。ここは財務省が必死で抵抗する部分である。徴税という「経済警察機能」を握っていることが永田町や経済界ににらみをきかせられる根本的理由であるからだ。

 財務省にとっては、予算編成権と徴税権、国の隅々にまで網の目を張った情報収集能力こそが権力の源泉なのだ。

 法案はこれらの課題を本則第7条に書き込んで、それぞれ「具体化に向けて・・・速やかに必要な措置を講じなければならない」と定めている。これもまた高いハードルになる。

 前回コラムで、そもそも法案成立の見通しが立っていないので景気条項の「議論にたいした意味はない」とばっさり書いたが、仕上がってみると、増税推進派には相当「重たい荷物を背負わされた」感が強いのではないか。


案外 小沢さん 反対と言いながら 成長目標 歳入庁創設

 名より実を取ったのでは。

いずれ 消費税はあげざるを得ない。上げるための成長目標と税の徴収。