つぶやき メガビタミ

メガビタミンを扱った本の評価です。

風邪にビタミンCは 知っていました。
医学の学説は 裏表の関係の論文がたくさんあります。

結局は、自分がなにを信じるか。
自主管理です。
三石先生も同じ。

大切なタンパク質を合成するためにビタミンが必要とか。
体質的に、必要なビタミン量はみな違う。
病気になる原因がビタミン不足と。

かかった病気に必要な大量のビタミン投与。
これがメダビタミン治療




ノーベル賞を二度受賞したポーリング博士の理論の事は有る程度知っていたが、薬剤メーカーが本来高価な薬剤を使用しなくとも安価なビタミンで健康を維持できるであろう事を隠蔽している疑惑であるとか、ビタミンの大量摂取で健康になるとか、そんなバカなと思ってしまうような事ばかりが書いてあるので、平井先生ついにきちゃったのかしらと最初は思ったのだが・・・。
メガビタミンを始めてから体調は安定し、風邪をひかなくなってしまったのである。
また、薬剤関係の情報を調べてみるとメガビタミンをやった方が安上がりで副作用も少なく効果甚大ではと思わせられる事がたくさんあったり。
平井先生、またまたやってくれました。
平井ファンでこの本を読んでいないとか、メガビタミンなんて信じられないという人は一度お読みあれ!

投稿日: 2002/7/11 投稿者: hcinmann

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5つ星のうち 2.0 抗酸化剤・ビタミン剤などの老化防止のサプリメントは、かえって老化を促進する
メガビタミン。
普遍の大真理なのか、それとも胡散臭いマルOなのか。
シンパもアンチも両派の方が読むと良い作品である。
筆者は医師でも研究者でもなく、作家(「8マン」の原作者)の平井氏。
前半部分はライナス・ポーリング博士 著の『ポーリング博士のビタミンC健康法』をベースにしたコミック形式なので、あっと言う間に読めてしまう。
そして後半は実践編・対談編。
これも読み易い。

この際、現代サイエンスライター界・最高峰のニック レーン 著の『生と死の自然史―進化を統べる酸素』 [単行本] の第9章
『ある逆説--ビタミンCと抗酸化剤の多彩な顔』251p〜285p

も同時に読まれん事を是非お勧めする。...
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投稿日: 5か月前 投稿者: tsunco

14 メガビタミン主義

三石先生の論文です


アメリカ上院栄養学特別委員会の報告書が、自然食指向一辺倒であったわけではありません。それはビタミン・ミネラルについてもふれています。その趣旨は、ふつうの食事では、ビタミン・ミネラルが不足する、ということです。これは、いわゆるメガビタミン主義の路線をこわすものでした。メガビタミン主義と自然食主義とは、私にいわせれば正反対のものですが、この二つが同居させられているところに、委員会の弱体振りがあらわれているといわなければなりますまい。

いずれにせよ、そこには、今日のメガビタミン主義の萌芽があらわれているのです。メガビタミン主義ということばは、コッフェルの造語ですが、それは恐らく一九七◯年代のことでしょう。しかし、その言葉がつくられるより前から、ビタミンの大量投与はおこなわれていた、とみることができます。

ハーレル夫人は、すでに一九四〇年代に、知恵おくれの子供に、各種ビタミン・ミネラルの大量投与を試みました。そして、めざましい効果を見ています。このことは、私の『頭がよくなるビタミン革命』に紹介しておきました。

恐らくその当時から、カゼの予防や治療に、ビタミンCの大量投与をやってみる医師が、あちこちにいたろうと思います。カナダのシュートのように、ビタミンE一点張りで、心臓病に取組んだ医師もいます。メガビタミン主義が、広く世界の注目をひくようになったのは、科学界の巨星ポーリングの力だと思います。彼は、カナダの精神科医が、精神分裂患者にニコチン酸の大量投与をおこなっているのを見て、ビタミン大量投与に興味をもったと伝えられています。これは、一九六五年頃のことのようです。

私が、自分自身の白内障の対策として、また健康法として、ビタミンC、ビタミンB群の大量摂取をはじめたのも一九六一年のことですから、新しいことではありません。当時はまだ、分子生物学が世に知られていませんでしたから、メガビタミン主義の理論づけは、もっとあとになります。

例の報告書が生んだメガビタミン主義者の一人に、ミンデルがいます。彼の『ビタミンバイブル』は、世界的なベストセラーになりました。この本をお読みの方はおわかりのように、彼のメガビタミン主義は、全く経験的なもの、といっても過言ではありません。そこには、とくに理論はないのです。それは、タンパク質を強調しないことから明らか、といってよいでしょう。ご存じのとおり、アメリカ上院栄養問題特別委員会のご報告書は矛盾にみちたものです。

なぜそうなったのかといえば、そこに理論がなかったから、といわざるをえません。栄養について、食生活について語るとき、その土台に理論がなくてはならないのです。


*この文章は三石巌が会報誌「メグビーインフォメーションVol.16」(1984年4月号)に初めて分子栄養学を勉強される方へ向けて書いたものです。