つぶやき 燃えるおなかの脂肪

日本人は摂取エネルギーの約60%を糖質から摂ります。丼ご飯(300g)は約100g、4枚切りの食パン1枚(90g)には約40g、もりそば1枚(300g)は約70gの糖質を含むと。糖質は消化吸収の過程でブドウ糖に変わり、血中へ出ます。だが、カラダには糖質を貯める場所は肝臓と筋肉の2か所のみ。取り込まれた糖質は「グリコーゲン」という形で貯蔵されるが、肝臓は50〜80g、筋肉は200〜300gしか貯められない。3食欠かさず糖質を食べていると、肝臓も筋肉も限界近くまでグリコーゲンを貯めている。そこで行き場を失ったブドウ糖が向かうのが、脂肪組織。糖質は中性脂肪に合成されて貯蔵される。

糖質を摂りすぎている限り、カロリーやアブラ物をカットしても体脂肪は減らないとのことです。

戸田晴実・日本ダイエット協会会長が提唱する「血糖コントロールダイエット」の手法はいたって簡単。「夜に向かって、摂取する炭水化物の量を減らしていく」ことにつきる。 「体は血液中にエネルギー源となるブドウ糖(炭水化物が分解されたもの)が少ないと判断すると、おなかについた脂肪を燃やしてエネルギーとして使おうとします。

夕食で炭水化物を控え、寝る時間までに血中のブドウ糖を使い切っておけば、寝ている間も肝臓や心臓が動いており基礎代謝のためにおなかについた脂肪がエネルギーとして燃えるのです。
“たくさん食べるのに太らない”人というのは、自然とこのような合理的な食べ方をしています。逆に炭水化物中心の食生活の人は、血液中のブドウ糖を使い切れないためにおなかについた脂肪が燃焼されるタイミングを逃し、
“量はそれほど食べていないのに太りやすい”人になってしまうのです」 

「魚や脂の少ない肉、豆類などのたんぱく質は体内でアミノ酸に分解され、脂肪燃焼を助けます。
そして毎食必ずとってほしいのが食物繊維です。食事の最初に食べれば、かさがあるので食べ過ぎを防げますし、脂肪の吸収をおだやかにする働きもあります」

 野菜、たんぱく質を多くとり、夜に向かって炭水化物を減らせば、もうカロリーにとらわれない、食事の量を余り制限しない無理のないダイエットになります。糖質ゼロの缶ビールもこんな時代背景から商品化されました。
就寝3時間前までに夕食を終えてください。できたら午後5時くらいにおにぎりなどで小腹を満たし、どか食いを防ぎましょうと。

23時 2532